Yamanobe Architects Office
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2013.04.10

ニッチ型の厨子

いつもお世話になってる前田木藝工房、前田純一さんのご自宅にさりげなく設えられていた壁収納型の厨子。

もちろん前田純一さんの作品で、昨年の和光展に出品されていた厨子です。

震災後、住宅はよりエコに(何がエコかは別として)、よりエネルギーを使わずに、最新エコ機材、機械をいれて、この住宅はこんなに機能や性能がいいんですとなってきたように思います。

もちろん否定はしません。

実際に環境に配慮した設計はかなり気を遣います。

しかし、「家」ってそれだけでいいのだろうか?

何か大事な物が足りないんじゃないの?

って自問自答していますが、その一つの答えがまさにこの厨子だと思ったのです。

宗派だとか何とか教だとかそう言う事ではなくて、本来日本人は自然への畏敬の念や先代達への感謝を「八百万の神」として信仰してきた民族のはずです。それが戦後、核家族化が進み、そういった対象に感謝や祈りをすることをしなくなったり、お祈りをする物、場所が住宅にもなくなりました。ましてや、マンション等はそういった場所は皆無です。

自分の様に設計をしている立場の者でもそういうことを前提に考えて設計する事は少ないのではないでしょうか。

ほとんどの人間は一人では生きられません。

物質的には何でもそろう時代。

震災後、被災地にはみんなで寄り添う場所がないということで著名な建築家の方々がみんなの家を造ったように、精神的なよりどころのようなものが必要なのではないでしょうか。

物質的な豊かさ < 精神的な豊さ

高額であったり、大きな物である必要はありません。

壁に埋め込まれている厨子を観ながら、これなら狭小住宅、マンション、どんな建物でも薦められると思いました。

機能的だとか、性能が良いとか、便利だとか、そう言う以前にもっとシンプルで大切なことを考え実践していきたいと思います。

2013.04.05

松本市内で計画中の「(仮称)土間とデッキの家」

基本設計が終わりました。

これから実施設計へと進みます。